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水虫は足の爪だけじゃない!

水虫の足裏

水虫になると足がかゆくなりますが、治療をすれば治ります。
しかし治ったかのように見えて皮膚の中に潜伏していることもあります。
水虫は夏になると多くなり、冬になると消えていく傾向にあります。
多くの人はかゆみも消えて皮膚も綺麗になれば治っていると思うことでしょう。
しかし翌年の夏にまた出てくることもあるのです。
数年間潜伏することもあり、内臓機能の低下で体が弱ってきたり、免疫機能が低下したり、増殖しやすい環境が整った時に活動が活発になり再び出てくる場合もあります。

水虫はその名前から小さな虫がいるのかとイメージしたりもしますが、これは菌なのです。
皮膚にあるケラチンというたんぱく質を栄養分として増殖していきます。
正しくは白癬菌といい、カビの一種です。
増殖して皮膚の深い層までたどり着くと、体の免疫機能が働き、異物として攻撃をすることで炎症が生じ、それがかゆみとなって自覚出来るのです。

さて、足の指の間とか足の裏などに多く出来る水虫ですが、足の爪にも出来ます。
爪は固く菌が住み着く余地が無さそうですが、爪の内側は柔らかく、また爪もケラチンで出来ているので水虫菌の格好の住処となります。

水虫が爪の中に入ると白い筋が出来たり、全体が変色したりもします。
白い筋や変色は内臓機能の低下などによっても起こりますが、水虫の場合は、爪が変形し通常より厚みを増してきます。
初期の段階ではかゆみも痛さもなく、見た目が変化するだけに留まりますが、次第に痛みを伴ったりもします。
爪に厚みがあると靴下の着脱で引っかかったりしますし、また靴を履いた時に靴と爪が当たり、歩くたびに痛みが出るなど歩行困難にもなります。
歩行困難になると日常生活に支障が出ますし健康維持も難しくなってきます。

また治療の面から見ると、塗り薬は爪の内部全体まで浸透せず成分が届きにくくなります。
そのため足の裏は治ったとしても爪の間からまた足の裏に移動するなど、いたちごっこになることもあります。

さて水虫を放置しておくと合併症が現れることもあります。
爪の水虫もその中の一つですが、その他にも二次細菌感染といって水虫になって皮膚が剥けたり引っ掻いたりして傷が出来ると、そこから別の菌が入ってしまうこともありますし、白癬疹といって白癬菌によるアレルギー反応が起こり、手に沢山の小さい水疱が現れたり、また全身に発疹が出来たりします。

あなたは大丈夫?水虫セルフチェック

水虫の症状にはかゆみを感じるものだけではなく、かゆみを伴わないものあります。
かゆみがあると分かりやすいのですが、そうでないものは足の変化や状況などから判断する必要があります。
放置すると合併症になることもありますし、また予防や早期の対策のためにもセルフチェックをしておきましょう。

まずは足の指の間のかゆみです。
これは趾間型の水虫で特に小指と薬指の間に発生することが多いです。
皮膚がふやけていたり、剥けていたりします。
趾間型は代表的な水虫のタイプとして知られています。

次に足の裏の小さな水疱です。
いくつも出てきて、時には水疱同士がくっ付き大きな水疱になります。
これは小水疱型の水虫です。
趾間型に次いで多いと言われています。

さらに足の裏が白くカサカサして粉っぽい感じです。
特にかかとの部分がそうなっていることがあります。
これは角質増殖型の水虫で、かゆみのないタイプです。
冬場には足の裏にシワが多くなり、時にはひび割れて痛みが出てきます。
かゆみが無いため水虫が原因とは気付きにくいタイプです。

爪水虫に関しては、白い筋が入っていたり変色していたり、また厚みが出ています。
爪が波打っていたり、ボロボロになっていることも見逃さないようにしましょう。

後、予防の観点からは、通気性の悪い靴(革靴やブーツなど)を長時間履かないことにも気をつけなければなりません。
一日履いたら次の日までに充分乾かすか、別の靴を履くようにした方がよいでしょう。
家族に水虫感染者がいる場合は、バスマットは別のものに取り替えるなどした方がよいです。

不特定多数の利用する浴場などに置いてあるバスマットの上を素足で歩いた時には、24時間以内に足を洗って清潔にすると良いでしょう。
水虫は足に付着した後、24~48時間後には皮膚内部に侵入するためです。

このように足の状態を見たり、水虫にならないように工夫をすれば、予防や早期の対策をすることが出来ます。